拾いました。素晴らしいものです。なんだ?
草です。草のきれっぱしです。
何方かが草を刈ったのでしょう。車でひかれてペシャンコになるようにか、
歩く道に撒いてありました。散乱した草の上を歩く私の足がピタリと止まりました。
無数の草切れの中にそれがあったのです。よくぞ、よくぞそれを見つけたものです。
よくぞ足がとまったものです。
切れ端は、鳥の姿をしていたのです。優れたデザイナーの頭から出たような素晴らしい
形だったのです。それをそっと手にし持ち帰りました。
額に入れてそれは飾ってあります。
宝物ですよ。